
メモ帳が好きだ
革を縫ってメモ帳を作成するのが好きだ
どのポケットにもひとつメモ帳がある
どのカバンにもひとつのメモ帳がある
メモ帳を探し出す為のメモ帳もある
「君はまだ白紙のままだね」
引き出しの隙間に挟まれていたメモ帳が見つかった
2026/08/13

メモ帳が好きだ
革を縫ってメモ帳を作成するのが好きだ
どのポケットにもひとつメモ帳がある
どのカバンにもひとつのメモ帳がある
メモ帳を探し出す為のメモ帳もある
「君はまだ白紙のままだね」
引き出しの隙間に挟まれていたメモ帳が見つかった
2026/08/13

玄関に植えてあったトネリコが大きくなりすぎたので伐採した。
根元近くを3本の丸太に切って貰った。
「何を作ろうか」
木彫りにしようとしたが、硬すぎた。
円盤を注文して、三個の丸椅子を作った。
上から、長男、次男、三男の丸椅子三兄弟だ。
座るためには、多少のコツがいる。
少しでもバランスを壊すと、ステンとひっくり返る。
酔っ払いを懲らしめるためには、役に立ちそうだ。
2026/08/10

22歳の頃。
約一ヶ月間、ぶらぶらとヨーロッパを旅をした。
バッグパックには、カメラ、トラベラーズチェック、ヨーロッパ電車乗り放題パス(ユーレールパス)、パスポート、その他。
アテネに着いて、宿を探して歩いた。
「オンザルーフなら空いています」
オンザルーフを部屋の名前だと思っていた。
三階建てのアパートのようなホテルだった。
三階まで階段を登り、さらにもう一階分の階段を登った。
そこは屋上だった。
ベッドが五台ほど並んでいた。
「このベッドが空いています」
オンザルーフは屋上の意味だったのだ。
バッグパックをベッドの上に下ろした。
ベッドに横たわって、空を見た。
真っ青な空から降り注ぐ眩しい光線で目がくらくらした。

小柄だったけど本当は恐竜だった。
腕を折ったので入院してきた。
ついでにお肌の若返りもやることにした。
クリニックの机の上に帰ってきた日。
「ワー、トカゲみたい」と、子どもたちに囃し立てられた。
「おれは⚪︎×△◻︎××△⚪︎⚪︎ザウルスだ」と、開き直ったが
「やっぱり、ぜったいに、トカゲにみえる」
「ええい、勝手にしろ」
「だから、トカゲだってば」
と言うわけで
「ダカラトカゲ」という名前で出なおすことになった。

なぜ アスコーナへ行こうと思い立ったのか覚えていない。
誰に聞いても、「それ、何処? 知らないな」と言う。
列車に乗って、ロカルノで乗り換えてアスコーナ駅に降り立った。駅には黒いベンツが迎えにきていた。
チェックインを済ませて、玄関の後ろにある扉を開けた時、
「天国に着いたのかな」と思った。
広大な芝生の上では結婚式のうちあげパーティが行われていた。
大人は片手にワイングラスを持って談笑している。
子どもたちは走り回っていた。
アスコーナはマジョーレ湖の真珠と言われていて、ヘルマンヘッセなどの文豪が余生を送った所だ。
ただひたすらにダラダラと数日間をアスコーナで過ごした。

飽きもせずに、アスコーナにはその後も何回か再訪した。
天国の風景はいつも変わらずに、優しくぼくたちを癒してくれる。

五つの村のどこかで立ち寄った画廊で買った。
今は居間の壁でトレーニングしている。


ポルトフィーノの1日を
チンクエ・テッレ巡りで楽しむことにした。
ポルトフィーノの南のリグーリア海岸の断崖に並ぶ
5つの小さな村の総称である。
遊覧船は定期航路としても利用されている。
何処の村で降りてもいい、何度乗り換えてもいい。

最初の村で下船してみた。
船を降りた客は、村の中に入らずに入江の岩に登ると
水着に着替えて、なんのためらいもなく次々と飛び込む。

いやはや、「遊泳禁止」の看板が懐かしい。

ミラノ中央駅から電車に乗り、ジェノバで乗り換えて、サンタ・マルゲリータ・リーグレ駅で降りる。
あとはタクシーでポルトフィーノへ向かう。
ジェノバとピサの間にある小さな港町だ。
ミラノの人たちは電車で、ローマや、フィレンツェや、ナポリからの人たちは船を利用するのだろう。
夏以外の季節はひっそりとした町だが、夏休みの期間は人で溢れる。
ヨットやクルーズ船で地中海へ繰り出した家族が停泊する拠点だから。
日暮れには、港の広場にバルやレストランのテントが所狭しと並ぶ。
家族や恋人達の嬌声を聴きながら海からの涼しい風に身を委ねていると、旅人の私たちまで幸せな気持ちでいっぱいになる。
レストランで一緒になった二人連れが言った。
「明日はもう帰るのよ」
「何処から来られたのですか」
「イギリスよ」
「結構遠いですね」
「そうね、のんびり船で帰るから色々寄ってみる予定よ」
自分のクルーザーで旅をしているらしい。
食後に桟橋周辺を散歩した。
豪華なクルーザーが、ずらりと停泊している。どの船もピカピカに磨かれていて、華やかな高級住宅街の趣だ。
更に大きな船は、入江の奥に係留されているらしく、お洒落をした人々がお迎えの小船に乗り込んで帰っていく。
英国から来たカップルの船はどちらかな。


長い間、子どもたちの心を癒してきたラクダのおもちゃが壊れた。
壊れたのはこれが初めてではない、壊れるたびに顔が変わって、最近はオリジナルの顔が何であったかわからない。
「何?」と、子ども達に聞くと、
「にわとり」、「きりん」、「ろば」、「わかんない」、、、誰もラクダだとわかってくれない。
今回は思い切って顔を作り直してみた。
「さーて、何かな」
「うーん、ラクダかも」
修理をして良かった。
「この子の名前は黄ラクダって言うんだよ」
「変なの」
「そう、気楽な黄色のラクダだからね」
子どもはきょとんとしている。
年寄りのダジャレは受けなかったようだ。
長い間、小児科診療所の院長をやってきた。
2026年から、一線を退いて
「子どもの心の相談」外来を行なっている。
このサイトは、私の独り言のようなものだ。